銀座のバーに来ているお客さんは、本当にいろいろな人達がいらっしゃいます。
普通のビジネスマンやOL、または先生といわれる職業の方々、何十年も銀座で飲み続けているご年配の方、そして遅い時間は夜のお水の花道の方々とか。
お店がだいたい6時過ぎからオープンして、深夜2時、3時ぐらいまでが営業時間なので、その営業時間によって客層が変化していくように思います。
六本木的雰囲気のレストランバーとかと違って、銀座とかの本格バーの雰囲気って、特に女性には馴染みにくい感じをうけますし、小説や映画とかでも少しかしこまった感じもあって、私も慣れるまでは、年配のいわゆるオジサン連中や先生族といった昔ながらの空気感の印象がありましたが、今や、そういった疲れる空気のお客さん達よりは、普通にお酒の喫茶店的な楽しみができるお店になってきているように思います。
多少酔っても、常識的マナーをもってお酒を飲んでいれば、とても居心地のよい場所になってくれます。
何回かお店に行っているうちに、顔を覚えられて、常連の方とも知り合いになれたりもしていきますので、そのご縁が楽しみにもなったりします。
私も仕事関係や友人関係とはまったく別に、この数年で、銀座界隈のバーで数十人のご縁ができてきました。特に仕事とかと全く関係のないご縁なので、利害関係もありませんし、ややこしい人間関係(男女関係とか?)もからんでいませんので、人によっては、お店で顔を合わせるだけの希薄なご縁かもしれませんが、東京という大都市のややこしい人間関係や疎外感を感じる日々の中で、意外にすっきりとした人との会話を楽しめたりできます。
また気の合う方、それも普通であれば生涯ご縁のない世界の仕事をしている方とか、親しくなってきて、一緒に食事に行ったり、週末に遊びに行ったり、私自身も驚いているのですが、こんな人間関係の広がりってあるものなのだなあと、しみじみ思ったりすることもあります。
例えば、普通のOLの人が、銀座のクラブを経営しているオーナーママとかって、会社に内緒でアルバイトでもしない限り、ご縁することってないですよね?
夜の商売って偏見やへんな卑下した感覚をもちやすいのですが、この競争の厳しい銀座の中でオーナーとして仕事をしている女性とかって、TVとかで取材されて登場しているイメージとかではなく、生々しい毎日の感覚ってすごく勉強になったりします。
このバーでの人間模様を少しずつ紹介していければと思います(つづく...)。